KEITH MOON's BOOKS

ソロ作品 / 参加作品 / ライブ活動 / 映像関連 / 書籍 / その他


KEITH MOON: The Life and Death of a Rock Legend / Ivan Waterman(著) / Arrow Books


Keithが他界した翌年の1979年に発売された洋書。142ページ。文庫変形サイズの小さめなペーパーバック。Keithの他界後、早い段で出版されたKeithの伝記本で、著者のIvan Watermanは個人的にKiethのことをよく知っていただけでなく、彼と親しい友人や仕事仲間にもKeithのことを尋ねて本書を書き上げた。
16ページにわたって29枚のモノクロ写真が載せられている。その後出版された伝記本では使われていない珍しい写真では、クリケットのバットを持って庭でポーズをとっている6歳の時の写真や、『DEAR BOY』で半分カットされて父親Alfred側だけ使われた写真の全体(Alfredの横に並んでいるKeithの全身も写っているもの)などがある。


FULL MOON: The Amazing Rock and Roll Life of the Late Keith Moon / Dougal Butler (著) / William Morrow & Co

著者は、Keithのパーソナル・アシスタントだったDougal Butler。1981年出版。UK版『MOON THE LOON』のタイトル違いのUS版となる。 [Amazon.co.jp]


DEAR BOY : The Life of KEITH MOON / Tony Fletcher(著) / OMNIBUS PRESS


洋書。550ページあまりもの、辞書ほどの厚さがあるKeith Moonの伝記本。参考文献・参考資料も巻末ににまとめてあり、その数から著者の労力と執念がうかがえる。本書を書くにあたり、著者はKeithの家族や友人、関係者など120人以上にインタビューをしたという。
本全体から交友関係の広かったKiethの人生が浮かびあがってき、興味深い。また、それをかいつまんで読みたい人には、巻末インデックスが人名・作品名ごとにまとめてあるので便利だ。
写真はKeithの幼少期から最期までモノクロで24ページにわたり載っているが、The Who関連の本を持っていれば、それといって目新しいものはない。
ペーバーバックで値段も手頃(輸入価格3000円前後)なので、Keithファンにはぜひ手元に置いておいてもらいたい1冊である。[Amazon.co.jp]


KEITH MOON: Instant Party: Musings, Memories and Minutiae / Alan Clayson(著) / Chrome Dreams


2005年9月出版。洋書。320ページ。The BeatlesやThe Rolling Stonesの各メンバーの伝記や、英国ロックに関する記事を書き続けているAlan ClaysonによるKeith Moonの伝記本。ロックの歴史にKeithの人生を織り込み、膨大な知識を持つ著者ならではの切り口で綴られている。
写真(一部モノクロ)は18ページ分あるが、特に目新しいものはなく、画質(色合い・デジタル処理)の荒さが目立つのが残念である。巻末に、ディスコグラフィあり。
[Amazon.co.jp]


KEITH MOON a personal portrait / Peter 'Dougal' Butler(文・写真) / Full Moon Books


洋書。Keithのプライベート・アシスタントであったDougalが出したKeith Moon写真集。タイトルの“personal”という言葉からもうかがえるように、内容は非常にプライベートなものが多い。おそらく常に同行していた彼が撮りためたものから良い写真を選んで編集していったのだろう。各写真におけるエピソードや、その時期の活動について、写真の横にDougalが文章をつけているのが嬉しい。
妻Kim、娘Mandyと共に穏やかな時間を過ごしているKeithや、彼の愛したTaraの家での写真では、The Whoのものとはまた違う彼の表情を見ることができる。
写真集はネットでのみの販売。日本からの購入の場合は送料込で2万円程度と少々高いが、1冊ごとにナンバーとDougalの直筆サイン(とメッセージ)がつく。>>写真集ウェブサイト


KEITH MOON WAS HERE / Tod Davies, Alex Cox (著)

Rogerのために書かれたKeith Moonドキュメンタリー映画の初稿(2001年1月版)。全124ページ(写真なし)。
オンラインでpdfファイルを購入することができる(2006年5月現在)。
未製作なものの、完璧なシナリオ。「The Goon Show」から飛び出したPeter Sellers、親友Ringo Starr、失われた週末を共に過ごしたJohn Lennon、最期のフラットの持ち主Nilssonなど、Keithの人生に関わった仲間がKeithの人生の証人として登場。もちろん、元妻Kim、恋人Annette、Pete、Roger、Johnからの証言もたくさん盛り込まれている。


CHRISTIE'S - 21st November 2006 Pop Memorabilia including The Keith Moon Family Collection


2006年11月21日にロンドンで行われたChristie'sオークションのカタログ。
「Pop Memorabilia」が集められた同オークションでは、ロックに縁のある品々が多く出品された。特にKeith Moonが所有していたものが彼の家族によって出品され、今オークションのメインとなった。リストには、Keithのドラム、服、ゴールド・ディスクなどが載っている。
当日の会場には、Keithの妹夫婦も姿を現した。

MAGAZINES

MOJO / SEPTEMBER 1998


洋雑誌。Keithが表紙の号。没20年に際して、22ページにわたりKeith Moonを特集。
メンバーや関係者の今までの発言を引用しながら、Keithの歩んできた道を綴る。The Who以前の写真から亡くなる前夜までの写真まで万遍なく掲載されているので、これに目を通せば、彼の大まかなヒストリーがわかるだろう。
また、3人のドラマーによるKeith評では、1989年のツアードラマーSimon Phillipsのコメントが読める。
ちなみに、Keithの“お仕事TOP10”は…Anyway Anyhow Anywhere / The Ox / Happy Jack / Beck's Bolero (Jeff Beck B-side) / I Can See Fro Miles / Dogs Part 2 / Underture / Won't Get Fooled Again / 5.15 / Who Are You …となっている(MOJOが選んだ?)。


MODERN DRUMMER / SEPTEMBER 2003


洋雑誌。Keithが表紙の号。没25年に際して、12ページにわたりKeith Moonを特集。
特にKeithのライブ魂にスポットをあてた記事になっており、演奏スタイルから機材の話まで、専門誌的な内容も充実。特集の最後にはThe Whoの楽曲から特徴的なドラミングのフレーズを楽譜付きで引用し、解説がされている(2ページ)。
また、Keith後のThe Whoのドラマーを務めたKenney JonesとSimon Phillps、そして現サポートメンバーのZak Starkeyのインタビューも載っている(Zakのもののみ1997年のインタビューからの抜粋)。
特集中に、Keithを使ったPremierドラムの広告あり(2色刷り1ページ)。


UNCUT / APRIL 2007


洋雑誌。The Whoが表紙の号。Keith Moonのオン・オフステージでの伝説を特集。
ステージでの破天荒なドラミング同様、オフステージでの奇行でもロック界を大いに騒がせていたKeithの伝説を、写真と共に振り返る。バンドメンバーやマネージャー他、Keithと親しかったミュージシャンたちからの証言が数ページにまとめられている。


PLAYER / 1994年12月


『Two Side Of The Moon』レコーディング中の1975年に行われたインタビューの和訳4ページ、3種類のドラムセッティングの図解入りでの詳細な説明2ページ、スコアを挙げてのドラミングの解説2ページの合計8ページの特集。
インタビューでは自身のルーツ、The Whoの話やソロアルバムの話題などが取り上げられており、Keithは「俺はThe Whoが大好きだよ。俺の全てだ」と言い切っている。
ソロアルバムで一番好きな曲は「Together」とのこと。


PLAYER / 2005年2月

『ロックンロール・サーカス』特集号。
特集とは別に、1974年に行なわれたKeithのインタビュー(翻訳)が見開きで掲載されている。バンドに入った経緯や、ドラム破壊についてなど、バンドへの愛をたっぷり込めて語っている。インタビューに応えたのはソロ・アルバム『TWO SIDES OF THE MOON』の直後なので興味深い。


Rhythm & Drums Magazine / 2005年12月


2号連続で特集されている「Legendary British“Rock”Drummers - “ロック・ドラム”を創造した、敏腕、豪腕、天才ドラマーたち」の1人として、Keithが紹介されている(モノクロ、2ページ)。茂木欣一氏が“キースをマニアックに解析”。
今号では、再結成したCreamのGinger Bakerを特集とし、Pete York、Ringo Starr、Charlie Watts、John Bonham、Mitch Mitchell、Cozy Powellらも紹介され、Kenney Jonesについてもオリジナル・モッズのドラマーとして扱われている(モノクロ、1ページ)。


レコード・コレクターズ / 2006年3月


2006年2月に紙ジャケ化されたThe Whoメンバーソロ作品についての4ページ特集。
Keithについては今回初紙ジャケ化となったソロ作『TWO SIDES OF THE MOON』について、同時期に紙ジャケ化されたPete、Johnの作品と共に紹介されている。簡単な作品の解説あり。


大人のロック! / 2006年春号(Vol.6)


連載コーナー「ロック偉人伝説」にて、3ページに渡るKeithについての記事が掲載されている。
ツアー中の出来事、豪邸についての話など数ある逸話の中からいくつか取り上げて、Keithの生き様を紹介している。


リズム&ドラム・マガジン / 2008年10月


Keithが表紙の号。1975年のインタビュー訳が掲載されており、The WhoのドラマーとしてのKeithだけでなく、自身のアルバムを語るソロとしてのKeithの一面も垣間見ることもできる。特集内では、Keithのデビューから他界までをまとめたもの(4ページ)のほか、年代別に使用ドラムキットの写真と解説(3ページ)、The Who及び主なゲスト参加作品のディスコグラフィ(2ページ)、楽譜付きドラミング分析(4ページ)がある。[Amazon.co.jp]

OTHER BOOKS

天国まであと3歩?ミュージシャンたちの短かすぎた生涯 / ロマ・ウィートン(著), 庄司佳世(訳) / 東亜音楽社


Buddy Holly、Sam Cooke、John Lennon、Brian Jones、Jim Morrison、Jimi Hendrix、Janis Joplin、John Bonham、Steve Marriott、…そしてKeith Moon。
その素晴らしい才能と共に音楽シーンを駆け抜けていったアーチストの行きザマと死にザマを綴った本。読んでいて辛いのは確かだが、彼らの“生”に目を向けることによって、その足跡の偉大さに気づかされることだろう。[Amazon.co.jp]


ザ・ロック・レクイエム 行き急いだロッカーたちへの鎮魂歌 / 宝島編集部 (監修・訳)

若くしてなくなったミュージシャンの生涯をたどった本。訳本である。
Keithの伝説的な部分だけでなく、生い立ちから演奏スタイルまでわりと細かく書いている。KeithがThe Whoの音楽にどのように貢献したかを語り尽くすことはできないが、また違った本で彼の生涯を簡単に振り返るのもよいだろう。
Keithと共に収録されているアーティストは、Jimi Hendrix、Janis Joplin、Jim Morrison、Marc Bolan、Brian Jones、Ian Curtis、Sid Vicious、Buddy Holly、Eddie Cochran、Sam Cooke、Gene Vincent、Marvin Gaye、John Bonham、Tommy Bolin、Duane Allman、Ronnie Van Zant、Lowell George、Bob Marley、Elvis Presley、Otis Redding、John Lennon。 [Amazon.co.jp]


ジャンキーレース / 三井杏子(著) / 飛鳥新社


帯より − 「本書で描かれる70年代ロック黄金期を疾走したミュージシャン,ミック・ジャガー,キース・リチャーズ,マーク・ボラン,ジミ・ヘンドリックス,ボブ・マーリィ,キース・ムーン…… あるものはオーバードース(ドラッグ過剰摂取)で命を失い、そしてあるものは生きた伝説となっていった。」 −

60年代後半からヨーロッパに渡り、70年代をイギリスの音楽業界初の日本人として働いた著者が、当時の経験を綴ったもの。自らのドラッグ体験とミュージシャンたちとの交流は、サバイバー(生き残った者)だけが語れる生々しさがあり、現代社会への問いかけも含まれている。
当時ミュージシャン御用達だったクラブ、スピークイージーでのKeithとの交流からは、彼のハチャメチャさと寂しさが垣間見られる。[Amazon.co.jp]


A LIAR'S AUTOBIOGRAPHY / Graham Chapman(著) / methuen


洋書。英国人コメディアン、モンティ・パイソンズのメンバーであったGraham Chapmanの自伝。Keithとは飲み友達として親交が深かった。そのため、この自伝では1章割いてKeithについてふれている。「Keith Moon Was Never Dull」という出だしの言葉からも、Keithの破天荒なキャラクターがGrahamを楽しませていたのが伝わってくる。コメディアンよりも面白い人だったということか!?
飲み歩きのエピソードの他、彼がKeithのために映画を作ろうとしていた話なども、懐かしみながら書かれている。最後には医師免許を持っている彼らしく、Keithの死因にも触れ、Keithのことがあってから彼自身もお酒を断ちアルコール中毒を克服したことも述べている。「Keith is one person I know I'll see again」の一文には、彼のKeithへの親愛が込められている。
その他、Graham関連のものでは、彼の講演を収めたCD『A SIX PACK OF LIES』を合わせて紹介しておく。そこでも、Keithについてふれており、講演の中でKeithとの出会いなどをしゃべっている。[Amazon.co.jp]


ALL THE RAGE / Ian 'Mac' McLagan(著) / Pan


洋書。元Small Faces/FacesのキーボーディストIan Mclaganの自伝。
彼は1978年にKeithの元妻Kimと結婚し、今でも一緒に暮らしている。そのことから、もちろん本書ではKiethとKimについて、それぞれ1章ずつ割いている。Keithの章タイトルは「Dark Side Of The Moon」とされ、Kimが(Keithの不安定な状況と暴力から逃げるように)出ていった直後のKeithの様子について書いている。結果的にKimを奪うことになった自分へのいやがらせと、良き友達であったKeithへの思いに苦しむIanの姿がリアルである。その時期、Keithの不安定な状況を伝えたりアドバイス(警告)したりしてくれていたPeteを、IanとKimは“Peteおじさん”と呼んで頼っていたようだ。
写真はもちろんIanのものばかりだが、Kimとの結婚式の写真や、2人の連れ子との家族写真などで、KimとKeithの娘Mandyを見ることができる。[Amazon.co.jp]


ロック豪快伝説 / 大森庸雄 (著) / 文藝春秋


ロック界のツワモノ達が残した伝説(ゴシップ)をまとめあげた本。ネタ集めだけでなく大森氏のツッコミも入る。「当時そんな噂もあったな〜」と懐かしむもよし、新たに知って「へぇ〜」と言いながら笑うもよし。
Keithに関しては、諸書籍で語られている伝説ばかりだが、やはり『ロック豪快伝説』にはなくてはならないものばかり。ロールスロイスでプールに突っ込んだり、誕生日パーティーで全裸で騒ぎ 転んで前歯を折ったり、ホテルの部屋を壊しまくったり…。元ネタを詳しく読みたい方には、参考文献となっている『DEAR BOY』をお薦めする。[Amazon.co.jp]


ドラマー立志風雲録 / 三浦晃嗣(著) / リットーミュージック


『リズム&ドラム・マガジン』で10年以上にわたり続いている連載を1冊にまとめた本。「偉大なる名手、66人の軌跡」の副題の通り、66人のドラマーのプレイが詳細に解説されている。著者は現役で活躍しているドラマーだけあって、特に音楽的な分析が充実。
Keithには6ページが割かれており、まずミュージシャンとしての歴史が紹介された後、セッティングの説明やスコアを交えた詳しいプレイ分析(小タイトルは“サーフ・バンド出身の名残”、“ハチャメチャ!なドラム・ソロ”、“ダビングによるパターン”、“キース的フィルインの最骨頂”、“キース的イントロ・フィル2種”、“やけに正確!?な2バス・プレイ”、“味で勝負のドラム・ソロ”)、パフォーマンスとしての破壊について等が語られ、最後にドラマーKeithの面から見た8枚のアルバム紹介で締められている。なお、Ringo StarrのページでもKeithのソロアルバムが登場している。
著者の情熱が全体から伝わってくる、特にドラマーには必見の本。[Amazon.co.jp]


KEITH MOON STOLE MY LIPSTICK / Judith Wills(著) / UKA Press Book


洋書。60代スウィンギン・ロンドンのモデルとして『FAB』や各紙で活躍したJudith Willsが半生を振り返った自伝。Freddie Mercuryと歌い、Jim Morrisonとタバコを吸い、David Bowieと奇妙な出会いをし、Billy Furyと親しく付き合い、Tom JonesとRoyal Albert Hallに登場し、Peter Sellersとレッドカーペットを歩き、George Bestとランチをした彼女の思い出の中、本タイトルに選ばれたのはKeith Moonとの一件<キース・ムーンが私の口紅を盗んだ>。
バックステージで初対面だった彼女の鞄から勝手に口紅を借りたKeithは、Tシャツを脱ぎ、口紅でボディーアートを描きステージへ。そしてクライマックスでTシャツを脱ぎ…。その晩のThe Whoのステージが印象的に綴られている。Keithのモノクロ写真2点あり。[Amazon.co.jp]


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