RONNIE SCOTT'S JAZZ CLUB

Ronnie Scott's Jazz Club on the 1st May 1969

ロンドン地下鉄 Tottenham Court Road駅 (Central / Northern Line) / Leicester Square駅 (Piccadilly / Northern Line)


1969年4月22日(火)。通説では、"この日、BoltonにてThe Whoが初めて公の場で『TOMMY』からの楽曲を演奏した"とされている。しかし、オフィシャル本としてMatt Kentが情報を検証しまとめあげた『ANYWAY ANYHOW ANYWHERE』では、その3日後のGlasgow公演が、"観客の前で初めて演奏した日"として記されている。どちらが正しいのか…。
それはさておき、それよりももっと大きなことが次の週に行われていた。アルバム『TOMMY』の全貌を明かす「お披露目ライブ」!

1969年5月1日、木曜日。
The Whoは、アルバム『TOMMY』の発売に先駆け、プレミアギグとして『TOMMY』をライブ演奏した。場所はRonnie Scott's Jazz Club。当日はジャーナリストの他に、T.RexのMarc Bolanや、解散したばかりのSmall FacesのIan McLaganらが招待されていた。
映画、オーケストラ版、ミュージカルと姿を変えてきた(いわゆる)ロック・オペラ『TOMMY』が堂々と産声を上げた瞬間である。

Peteの説明と共にステージは進められていった。
『TOMMY』が初めて語られたとき、そこにいたオーディエンスは、何を感じたのだろうか。既に"有名"になった『TOMMY』を手に取って聴いた私には想像もつかない…。




ライブの『TOMMY』というと、どうしてもワイト島以降の熟した『TOMMY』(Rogerのボーカル)が真っ先に思い出されるので、"初々しさ"は想像し難い。しかし、その歴史的な場所、Ronnie Scott's Jazz Clubを訪れたとき、なんと容易く1969年のThe Whoを思い浮かべることができたことか。
LondonのSOHOにあるJazz Clubに行くには、地下鉄Tottemham Court Road駅を降りて、歩いて5分ほど。ネオン式の看板は当時の(デザインの)ままだろうか?その建物は、歴史の重さとはかけ離れた、とても小さく地味な構えをしている。フェスティバルで万単位の人を感動させる『TOMMY』が、こんな小さな箱で鳴り響いたなんて!



私が写真を撮ったのは、2005年8月14日。昼間だったため、中に入って雰囲気をあじわうことができなかったのは残念だった。しかし、店の前に出ていた出演予定者のアーティストの中に嬉しい名前を見つけた。9月に出演予定の「Georgie Fame & the Blueflames」!!!大好きなGeorgieの名前を見つけ、心はいっきに60年代へ…。まだ、こういった小さなクラブで歌い続けているなんて。彼を間近に見ることができる機会がまだ残っているなんて…。入り口の階段を一段踏み、少し思いにひたってみた。The Whoの縁の地をめぐりながら、思わぬ宝物を見つけてしまった気分になった。

追伸:Tommyの初演から34年後(2003年10月19日(日))、Rogerは再びこの会場のステージに立っている!

(2006/01/24 b-ko)

参考サイト(英語)
・ 公式サイト: Ronnie Scott's Jazz Club


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