PERCY ROAD

15 PERCY ROAD

ロンドン地下鉄 Shepherd's Bush駅 / Goldhawk Road駅 (Hammersmith & City Line)

Roger Harry Daltreyは1944年3月1日、East Actonにあるハマースミス病院で生まれた。
父Harryが徴兵のため海外にいる間、母Ireneと3歳になったRogerはスコットランドの農場へ疎開していたが、戦争の終結とともに家族はShepherd's Bushの15 Percy Roadに再び集まった。そして、そこでRogerの妹、Gillian(1945年)とCarol(1947年)が生まれた。
Rogerは幼少期の約10年間を、このPercy Roadで過ごしている(その後、1957年にDaltrey一家はActon郊外の裕福な住宅地、Bedford Parkの135 Fielding Roadへ引っ越す)。

Rogerは中学校では喧嘩っ早く、その素行の悪さには教師も手を焼き、最終的には「トイレで煙草を吸っていたこと」を表面上の理由とされ、15歳で退学処分になる。
The Whoでも他の3人との対立が悪化し、1965年9月のヨーロッパ遠征ではKeithがこっそり隠していたドラッグをトイレに流し大喧嘩が勃発。3対1になったRogerはクビを宣告されてしまった。しかし、1ヶ月後の10月29日に発売された「My Generation」が売れ、Rogerはプライドを捨ててThe Whoに戻らせてほしいと頭を下げた。この時、Rogerは「怒りっぽい性格を直すこと」を約束している。

その後、Rogerは約束どおり穏やかな性格となり、都会での遊びよりも田舎で古い屋敷の修理をしたりしてのんびりと暮らすのを好むようになっていった。そして、付いたあだ名が「Peaceful Perce」=「温厚なパース」。この「Perce」はRogerが育った「Percy Road」に由来する。


Percy Roadの最寄り駅は、ロンドン地下鉄Hammersmith & City線のShepherd's Bush駅または、Goldhawk Road駅になる。Shepherd's Bushからだと、Acton方面へのバスに乗り、Askew Road手前で下車してから左に入っていく。バスでの他の行き方は、Hammersmithから266番に乗ってAskew Roadで下車し、通りを右に入る(東方面に曲がる)ものもある。番地は15番地。
労働者階級だったDaltrey一家が住んでいた場所だが、今では一般的なイギリスの住宅街のように感じられる。

Percy Roadから少し行けば、The Who(DetoursやHigh Numbers)がよく出演していた、Goldhawk Social CulbやAcoton界隈のパブにすぐ行くことができる。Roger少年の地元、そして夢を描き始めた場所……、それがPercy Roadなのだ。

(2007/05/13 b-ko)

参考資料
・ 『ANYWAY ANYHOW ANYWHERE: The Complete Chronicle of The Who 1958-1978』 / Andy Neill & Matt Kent(著)


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