HARD ROCK HOTEL,Las Vegas

John追悼対談 - ラスヴェガス,ハードロックホテル


「The Whoは,マジで10月から新作のレコに入ってしまいそうです。」「UKツアーはどうなるのでしょうか?」「逆に2月だとまた行かれるようになるんだけどなぁ。」「新作はとっても嬉しいのですが、でも「イギリスで」ライブが見たいのよぉ〜。」「9月下旬にちょこっとアメリカツアーが追加になってるので、そちらへ思い切って行くべきかどうか悩んでいます。」「一緒に是非!WHOのコンサートに行けるといいですね。」「ほんと、行ける日程にライブがあるといいなぁ。」「みんなでThe Whoツアーで行きましょう!」・・・

「[ロサンゼルス26日ロイター]英国のベテランロックバンド、ザ・フーが28日のラスベガス公演を皮切りに、北米24都市ツアーを行う。中心メンバー3人により再結成された同バンドは2000年にも北米ツアーを実施、ファンを沸かせた。ザ・フーは今年10月から、20年ぶりとなるスタジオ録音のニューアルバム制作に入る。」

「[ロサンゼルス27日ロイター]英ロック界の大御所ザ・フーのベーシスト、ジョン・エントウィッスルが、公演予定だった米ラスベガスのハードロック・ホテル&カジノで亡くなった。57歳だった。クラーク郡検死当局が明らかにした。現在死因を究明中だという。ザ・フーは、ホテル内のクラブでの公演を皮切りに、3カ月間の北米ツアーを行う予定だった。」

今朝のYahooNewsを見て,言葉を失った。涙が止め処もなく流れてきた。一瞬自分が日本語を読めなくなったのかと思った。書いてあることの意味が分からない!理解不能。「ジョン」「ザ・フー」「死去」一体,何を言っているのか?キース・・・教えて。どうしたら良いの?

(「B-KO UK」 2002年6月28日の日記より)


b-ko : 今見ても、自分の日記なのに泣けてきますよ…。あれがあって、そう、アメリカ旅行を決めたんですよね。

みるきー : アメリカ行くんなら、折角だし彼の追悼をしたい、ということでラスベガスを行き先に入れたんだっけ。

b-ko : 4都市周遊しても航空券の値段が同じだったので、ライブを見るついでに、折角だからとね。

みるきー : 私が以前ラスベガスには行ったことあったし、土地勘もあるから大丈夫かな?と思って。

b-ko : でも、Johnのことがあったからなのか、9月の週末だったからなのか、決心してからすぐにホテルの部屋の予約にかかったんだけど、すんなりいきませんでしたよね。そして、週末料金だから高かった!

みるきー : いったんネットで空室を確かめても、次の日には満室になっていたり…。よく取れたなぁ、という感じ。 ラスベガス自体、週末はとても混むんだけど、ハードロックホテルはその中でも人気が高い印象を受けたね。

b-ko : そして、後で調べてビックリしたのは、泊まる日の夜にRobert PlantのライブがThe Jointであるのがわかったこと!

みるきー : もう狂喜乱舞でした。(笑)

b-ko : そもそも、Johnが亡くならなければ2002年USツアーは、その会場(The Joint)からスタートだったということもあって、その会場に入ってみたいから、私もPlantライブに賛同したのです(笑)。

みるきー : その場所でJohnがリハーサルやっていたんだし、そしてこれも後から分かった事だけど、私たちのチェックアウトする日の夜に、The Whoのライブが行われる事がわかったんだよね。あれは悔しかった(笑)。

b-ko : でも、日程的にもう変更は効かなかったから、Plantのライブだけで我慢。ほんと、あそこでThe Whoのライブを見れてたら…(いや、想像しちゃいけないですよね)。

みるきー : そう。それで、PlantはThe Whoのライブの第3タームの前座もつとめてたから、もしかしたらPlantのライブにThe Whoが飛び入りしたり、あるいは見に来るかな〜?って淡い期待も抱いたね。

b-ko : うん。だってライブ前日だから、彼らもハードロックホテルに泊まってるだろうと思ったし…。しかも、その日(9月13日)はZakの誕生日!!!私は、直接プレゼントをわたせるのではないかと思って、肌身離さず持って歩いてた(笑)。
それにしても、すごいホテルだった…。ラスベガス全体もすごくて、私は雰囲気にのまれてましたよ。

みるきー : 独特の雰囲気があるもんね。街中遊園地っぽいというか。ホテル自体も、遊び心にあふれていたね。ロック好きにはたまらない作りがいっぱい!

b-ko : 一番覚えてるのは、音符が書いてある絨毯とか、エレベーターの中の手すりに書いてあった歌詞。誰の何の歌詞かは忘れましたが…。

みるきー : エレベーターが確か3つあって、それぞれ違う歌詞が手すりに書いてあったような気が。部屋にもロック・ミュージシャンの写真が飾られていたり。私たちの部屋は、確かジミヘンだったっけ?

b-ko : いや…そんな大御所ではなかったような…。ジミヘンといえば、スロット・マシーンに「Purple Haze」って書いてあったのが良かったなぁ。ほんと、ロックだらけな作りにワクワクして、Johnの追悼のことなんてすっかり忘れてたもん。

みるきー : そうそう、部屋にTVがあるんだけど、ホテル独自のロック番組(と言ってもビデオ流してるだけだけど)やってたよね〜!

b-ko : あれって、The Jointでのライブ日程が入ってるアーチストのを流してるんですよね。きっと、私たちがいたときは、ひたすらZepとThe Who(『ワイト島1970』をやってた。

みるきー : この2本立てをひたすら2日間やってたね(笑)。個人的には、ワイト島の映像ってJohnがあんまり映らないものだから、「もうっ!」って文句言いながら見てた気が…。

b-ko : でも、「これからDenverとDallasでThe Whoを見るぞ!」っていう、気持ちの盛り上がりにはなりましたよね?たしか、あの時は、ホテルに入ったのが夕方過ぎてたから、夕食は向かいのSUBWAYでサンドイッチ買って…ホテルの概観をじっくり見たのは次の日ですよね。

みるきー : 到着の日はもう疲れきっていたからね〜。次の日の夕方に、ようやくホテルの外側からじっくり見て…。入口の屋根にででーん!とギブソンのギターがあって、「これぞハードロックホテル」という感じがしたね。ちなみにあのギブソン、長さが27mもあるんだって。誰が弾くんだろう?

b-ko : いや…誰も弾かないでしょ(笑)。しかし、そんなに大きいんだ〜。たしかに"象徴"でしたよね。あと、外側から見て、初めて"Johnの追悼なんだ"って感じたのが、電光掲示板。ライブ告知の「Robert Plant & The Who」の文字があったけど、Johnが亡くなった翌日は「RIP John Entwistle」の文字があったんですよね…。

みるきー : ネット上で写真を見て、ジーンとしてしまった。そしてその同じ電光掲示板に、今度は「The Who」の文字が。大げさかもしれないけど、決して立ち止まらない、彼らの意気込みを感じたなぁ。

b-ko : 確かに。大切な人をひとり欠いて、でも同じ場所でやるっていうのは凄いことですよね。

みるきー : そしてその場所が、大切な人が亡くなった場所…。この場所でやることで、彼らはそのライブをJohnに捧げたかったのかな。本当に凄いね。

b-ko : 個人的にも、「The Who」の文字を見たことによって、その数日後に見るDenverとDallasでのライブへの…何て言うか…"これからナニが起こるのか見る心構え"ができた感じがしました。あの時は、この追悼ツアーが終わったら、The Whoも終わるんじゃないかと思ってたし。

みるきー : あれが最後のツアーじゃないか、だから今見ておかねば、って凄い気合入ってたもんね、私たち。あと、その電光掲示板の近くに、大きな看板もあったんだよね。たった1日のライブなのに、こんなに大掛かりな看板作るんだ!とびっくりした覚えが。

b-ko : そうそう!「MAXIMUM R&B」のやつね。そういうのを見ると、ものすごく「The Who」を感じるっていうか、まだライブも見てないのに感動しっぱなし。

みるきー : あの看板もカッコよかったな〜。ほんと、感動しっぱなしだよね。だって、実際にはホテル周辺だけなんだけど、街中でThe Whoを歓迎しているというか、日本ではありえない光景が目の前にあったんだもん。感動するよ〜。

b-ko : それから、ホテルの中に戻ってからも驚きが1つありましたよね。コインの形をしたThe Whoのグッズが看板になってて…。

みるきー : 私はちょうどその時、へたばってホテルの部屋で休憩してたんだけど(笑)、b-koちゃんたち、もう興奮状態で「明日、Whoのコインが発売になるみたいなんですよっ!」って部屋に入ってきて。最初何のことだか分からなかった。翌日の朝ようやくそのポスターにお目にかかってもうびっくり!

b-ko : 10時から発売だったんだけど、私たち出かけついでにロビーに行ったら、すでに凄い行列になっていましたね。しかも、The Whoファンの列っていうわけじゃなくて、みんなカジノで遊ぶために純粋にチップを買う人ばかり。だから100ドルチップをケースいっぱいに持ってたりして…。

みるきー : 並び始めて結構すぐに「100ドルチップは売り切れました」って。みんなどんな金持ちなんだ?私とb-koちゃんなんて、5ドルチップが精一杯だったのにねぇ(笑)。結局1時間近く並んだっけ?

b-ko : そのくらいですかね〜。5ドルチップ1枚しか買わない私たちは、かなり浮いていたと思われます。でも、ファンにとってはたまらない土産。特に"ハードロックホテル"っていうものも買わなかったし。しかし、どうして5ドルチップの写真は(Peteがジャンプしてるのはいいとして)Kenney時代のなんだ?Keithファンの私としては…(以下自粛)。25ドルの60年代の写真や、100ドルのMAXIMUMのデザインはカッコ良かったのに〜!

みるきー : ほんと、このデザインは…まぁいいけど。Kenney好きだし(笑)。今思えば、せめて25ドルチップくらい買っておくんだった。b-koちゃんは確か、Plantのライブ直前にもう一度チップを買いに行ったら、すべて売り切れてしまってたんじゃなかったっけ?だから、数は結構限定されていたのかと思うと、The Whoが私たちのために用意してくれたのかも、と勘違いしつつも嬉しいよね〜。

b-ko : ホント、嬉しい勘違いもしたくなりますよね。だって、何であの日に発売だったんだろう?The Whoのライブの日でもないのに。しかも、前日まで看板もなかったし…。

みるきー : ポスター見ても、9月13日ってはっきり書いてあるもんね。もしかして、Zakの誕生日だから?(笑)

b-ko : ああああ!私としたことが、今の今まで"その有力な説"に気づきませんでした。不覚!じゃあ、この件はそういうことにしておきます。納得のいく回答が出て良かったですね(笑)。

みるきー : 「なんで今日なんだろう〜」って不思議だったもんね。解決解決!(ってホント?)

b-ko : で、あとはPlantのライブを見に行って、The Jointの中を味わった。

みるきー : 思ったより狭かったのでびっくり。本当に「ライブハウス」って感じだったよね。

b-ko : 明日ここでThe Whoを見ることができる人たちを羨ましいと思いつつも、結構ライブを楽しみましたよね。なんといってもZepのPlantだし。とにかく、会場に入れたことが良かった。これも1つのThe Whoメモリーにしまっておけますから。こう思い返すと、私はあまり悲しみのないJohn追悼でした。そこらへん、Johnファンのみるきーさんはどうだったんですか?

みるきー : Johnが亡くなった当初、ホテル内に彼を追悼する場所が設けられてたでしょ。あれがもしまだあれば、ちょっと悲しくなったのかもしれないけど、亡くなって2ヶ月以上経っているとそれも撤去されていたしね。私にとってはカジノのやたらやかましい喧騒とか、ラスベガスの華やかな雰囲気がかえってよかったかな。あまり涙・涙っていうのはしたくなかったから。あのにぎやかさも、もしかしたらJohnっぽくてよかったのかも。カジノの中で「あぁ、ここで酒飲んでたのかな」とか想像したけど、どちらかというと楽しい感じがしたから。追悼、という意味では個人的にはDenverのライブの方が辛かったね。
あ、もしかするとPlantのライブのせいでご機嫌だったのかも、私(笑)。

b-ko : (笑)。じゃぁ、ライブレポは別にまわしまして、John追悼回想ははここらで終わりにしましょうか。おつかれさま。やっぱり良い思い出(体験)って色あせませんよね。

みるきー : 本当にね。貴重な体験だったし、それをできた私たちは幸せ者だね!お疲れ様でした。

(2004/06/22 みるきー&b-ko)


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