THE ISLE OF WIGHT

『LIVE AT THE ISLE OF WIGHT FESTIVAL 1969/1970』

イングランド南部The Isle Of Wight : Portsmouthよりフェリーで20分

ワイト島はイギリス南東部にある小さな島。The Whoはかつてこの島において1969年8月31日にWoottonで、1970年8月29日にAftonで開催されたワイト島フェスティバルに出演している。特に1970年の公演はビデオやCDで発売され、多くのThe Whoファンを魅了してきた。そして2004年6月12日、Newportで開催された同フェスでは3度目の出演を果たし、David Bowie、Stereophonicsとともにヘッドライナーを務めた。このライブを見にワイト島まで行ってきた。(ライブレポートはこちら
島全体の地図および各年のライブ開催地は以下の通り。


島への交通手段はいくつかあり、私はPortsmouthとRydeを結んでいる高速フェリーに乗った。それ以外にもPortsmouth〜Fishbourne、Lymington〜Yarmouth、Southampton〜East/West Cows等も繋がっており、車で行くならカーフェリーが運航しているルートを選ぶべき。私が乗った時には船内はフェスの参加者でいっぱいで、そのうちの多くの人達がキャンプする為の大きな荷物を抱えていた。Rydeに着いてから、島の中心部に行く為のバスやタクシーの乗り場まではけっこう距離がある。天気が良ければ海を見ながら歩いても苦にならない距離だし、時間が合えば電車に乗ることもできる。

69年や70年のフェスの開催地付近には行かなかったので、過去の会場跡地を眺めて想いにふける、というようなことはできなかったけれど、バスで島内を走った時になんとなく当時ののどかな雰囲気を感じとることができた。緑が多く、ゆったりとした時間が流れている穏やかな場所というのがこの島に対する私の印象。

2004年のフェスが30年前とどう変わったかというのはさすがに比べようがない。ただ、参加している年齢層が幅広く、思ったより健全だなあという気がした。もちろんマリファナなどを吸っている若者たちもいたはずだけど、見たいライブに集中していたこともあり、ほとんど気づかなかった。フェスサイト内にはたくさんのショップや食べ物の屋台なども出ていて、まさしくお祭り的雰囲気。ステージから少し離れた場所では皆シートを敷いて座り込み、昼寝をしたり、ビールを飲んだりして寛いでいた。 2004年のフェスの模様と島内のあちこちにあったフェス開催を伝える看板の写真はこちら。

The Whoのライブをおなかいっぱい堪能した翌日はバスに乗ってワイト島観光へ。下の写真、左は島の南部の街Ventnorの海。近くのパブで波の音を聞きながら気持ちよくエールを飲んだ。70年の開催地Aftonは海に近いので、フェス会場を少し離れればこのような景色が広がっていたかもしれない。
右の写真は、Shanklinの古い街並み。このあたりはきっと30年前も今もずっと変わっていないはず。

The Who縁の地としてだけじゃなく、ワイト島という場所そのものが小さいながらも魅力がたくさんつまっていて、ぜひまた訪れたいと思った。今度は時間をかけて島全体をじっくりと巡り、できれば昔のフェスの開催地も見てみたい。Peteが「Young Man Blues」で連続風車を鮮やかに決め、Rogerがフリンジを揺らしながら『TOMMY』全編を歌い上げ、Johnが骸骨スーツでベースを唸らせ、Keithが高く飛ばしたスティックを見事にキャッチした場所、ワイト島。そしてJimi HendrixやJim Morrisonたちが生きていた僅かな息吹もどこかに残っているかもしれない。

(2005/04/01 hime)

参考サイト(全て英語)
・ ワイト島に関する総合的な情報: Isle Of Wight
・ ワイト島フェスティバル公式サイト: Isle Of Wight Festival


BACK - HOME