yukie (ex. hime)

THE WHOとの出会い

大好きなThe Beatlesの世界を一通り味わい尽くして(まだまだ足りないけれど)、さて次はThe KinksかThe Beach Boysあたりでも……と思っていた頃、ただDirty Macを見たいがためにBeatles友達に貸りた『ROCK'N ROLL CIRCUS』のビデオでThe Whoに出会う。よって私がはじめて聞いたThe Whoの曲は「A Quick One,While He's Away」ということになる。最初の感想は「この人たち何だかよくわかんないけどやたらとかっこいい!」そして薦められた『LIVE AT LEEDS』を聞いて「Young Man Blues」にシビれ、『THE KIDS ARE ALRIGHT』ビデオで決定的にノックアウト、まずはサントラを手に入れ、すぐにリリース順にアルバムを集めはじめるように。魅力は尽きることなく、The KinksとThe Beach Boysをちゃんと聞く日は一体いつになることやら……。

THE WHOの中の1人

それはもう兎にも角にももPete Townshend。このひとの強さと優しさ、繊細さと豪胆さ、気難しそうに見えて意外におちゃめなところ、全てが魅力的。ジャンプやウィンドミルやギター破壊などの派手なパフォーマンスがクローズアップされがちだけれど、真に評価されるべきは彼の比類なきソングライティング能力。そしてそんなPeteの曲を体に取り込み新たな命を吹き込んで歌い上げるRoger DaltreyもまたThe Whoの至宝。よく「Keithが/JohnがいないThe Whoを見ても……」という声を聞くけれど、実際に2002年のツアーを見にアメリカへと出向いた私は、2人だけでもなお圧倒的なヴァイヴを放っているという事実をまざまざと見せ付けられた。2004年のワイト島でも同じく。
最近はPeteの書いた文章の翻訳に喜びを見出している。でも、彼の文章はいつも難しい……。(※現在は事情によりお休み中)

THE WHOの1枚

『TOMMY』

どうやらThe Whoファンの中でも評価の分かれる作品、『TOMMY』。私がこのアルバムを好きなのは、中にぎゅうっと宇宙が詰まっているから。そして全ての音が過不足なく緻密に配置され、とてもジャストな心地よい感覚を覚えるから。『LIVE AT LEEDS DX』に代表されるライブバージョンも悪くないけれど、やはりスタジオバージョンが一番。部屋の明かりを全て落とし、ヘッドフォンをつけてAmazing Journeyへ飛び出す時の気持ちといったら!Peteのアコギの音もこのうえなく美しく、聴く度に味わいが深まっていく不思議な1枚。

THE WHOの1曲

「I Can See For Miles」

最初に買ったアルバム『THE KIDS ARE ALRIGHT』の中で特に強く惹かれて繰り返し繰り返し聴いた曲。Peteが満を持して世に送り出した自信作で、思ったより売れなかったことに彼はだいぶ落胆したようだけど、こんないい曲なのに残念。まず目を見張るのがKeithのドラムの見事なまでの存在感、ロジャーの力強い歌い上げっぷり(Peteの意図するところとは少し違っていたようだけど)、負けずに鋭いPeteのギター、曲をしっかり支えるJohnの骨太ベース、全てのバランスが絶妙で素晴らしい。この曲が流れるとついついイントロのドラム(ダダン!)にあわせて膝や机を叩いてしまう人は私も含め少なくないはず。


ほかに聞く音楽

The Beatles / John Lennon / George Harrison / Bob Dylan / The Band / Simon and Garfunkel / Sam Cooke / Stereophonics


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